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2021版傾斜地設置型の設計・施工ガイドラインについて

2021版傾斜地設置型の設計・施工ガイドラインについて

Dec 2,2021

太陽光発電協会(JPEA)と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は11月12日、「傾斜地設置型」「営農型」「水上設置型」の太陽光発電システムの設計・施工ガイドラインを公開しました。弊社の技術者はこれらの設計ガイドラインをちゃんと読み、架台設計に関する基準を把握しました。


 「傾斜地設置型太陽光発電システムの設計施工ガイドライン2021版」について、弊社が気になっている点をご説明させていただきます。JIS2017及びもっと前のガイドラインには「傾斜地は風荷重の計算に影響がある」と一言だけ指摘しましたが、具体的にどのような影響が出るか、詳しく説明しなかったです。JIS2019のガイドラインは傾斜地の場合の架台設計要求に対して詳しく補足しました。2021版は単独に傾斜地に対する設計ガイドラインを提出し、更に標準化にしました。

さて、平坦地より傾斜地の場合、2021版の風荷重の計算は具体的にどのような区別がありますか。
地盤の傾斜は架台の強度計算の①環境係数及び②風力係数に関わります。架台が傾斜地のどの位置に設置するか、これは環境係数に関わり、架台の角度は風力係数に関わります。2021版は前のガイドラインと比べて、環境係数はほぼ大きくなり、風力係数はほぼ小さくなります。最後の計算結果は大きくなることも小さくなることもあります。

   以前のガイドラインに述べた環境係数の計算式は下記のようです。
           E=Er^2×Gf
   2021版のガイドラインに述べた環境係数の計算式は下記のようです。
           E=(Er×Eg)^2×G

上記から見ると、2021版の環境係数の計算式は係数Egを追加しました。風力係数の計算式は変わらず、架台自体の角度に関わります。傾斜地の場合、架台の角度はパネルと地面の間の角度によります。ですから、角度が小さくすると、風力係数も小さくなります。

傾斜地の案件なら、できる限り下記三つの情報を集めたほうがいいと思っております。
①:傾斜地のタイプは下記のAタイプ、それともBタイプでしょうか。

Aタイプ
傾斜地架台


Bタイプ

傾斜地太陽光発電架台

②:架台は傾斜地のどの位置(赤線のどの位置)に設置されるのでしょうか。

傾斜地太陽光

③:下図のLとHの寸法を確認する必要です。Hは傾斜地の最頂点から最低点までの垂直距離です。Lは架台位置から傾斜地の最頂点までの水平距離です。

傾斜地設置型太陽光架台


 弊社は太陽光発電架台の専門メーカーで、架台に対する業界のプロです。日本市場の最新設計ガイドラインをちゃんと把握して、経済産業省の審査を通せます。傾斜地太陽光発電架台に対して、ご興味になさった方があったら、下記のURLをご参考ください。無料に図面と見積書を提出可能です。

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