2025年6月20日、みずほ証券、エムエル・パワー(みずほリースの100%子会社)、ブルースカイソーラー、ブルースカイアセットマネジメントの4社は、オリックス銀行・常陽銀行などと連携し、営農型太陽光発電所(ソーラーシェアリング)を裏付け資産とする長期私募ファンドを組成したと発表しました。
このファンドは、オリックス銀行・常陽銀行などによるノンリコース型プロジェクトファイナンスと、エムエル・パワーの出資によって構成され、総額は約40億円。借入人は「福島小高ソーラーリース」であり、対象となるのは福島県相馬市にある営農型太陽光発電所6カ所です。
対象となる発電所の合計出力は約11MWで、年間発電量は約1,320万kWhを見込んでおり、電力は**固定価格買取制度(FIT)**を活用し、36円/kWhで売電されます。買取期間は残り約12〜13年です。
本案件は、再生可能エネルギー事業としての安定的な収益性を持ちながら、農地を活用したソーラーシェアリング事例としても注目されています。設備の下部では、日陰に強い作物であるミョウガが栽培されており、農業と発電の両立が実現されています。
ミョウガの収穫期には多くの人手が必要となるため、地元の高齢者や障がい者を含む幅広い層の雇用機会が生まれます。こうした取り組みは、農福連携と再生可能エネルギーの融合による持続可能な地域貢献型ビジネスモデルとして、今後の全国展開も期待されます。
また、運営・保守(O&M)業務はブルースカイソーラーが、アセットマネジメント業務はブルースカイアセットマネジメントが担当し、専門性を活かした管理体制も整備されています。
日本では、FIT制度の縮小や環境規制の強化により、地上設置型のメガソーラー開発は減少傾向にあります。その中で、農地の有効活用が可能な**営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)**が注目を集めており、地域振興・食料生産・エネルギー供給の三立を目指す重要な選択肢となっています。
私たちUIソーラーは、営農型プロジェクトに最適なソーラーシェアリング架台の設計・供給を通じて、こうした動きを支援しております。営農型太陽光 架台設計や、農業向け再生可能エネルギー構造物に関するご相談はぜひお気軽にお問い合わせください。
UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。
取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。
メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。