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太陽光発電所のフェンス設置義務とは?

太陽光発電所のフェンス設置義務とは?

May 22,2023


太陽光発電所のフェンスが義務化された背景


従来、太陽光発電所のフェンス設置は所有者の任意でしたが、以下の背景を踏まえ、FIT法改正により2017年からは義務化されました。

  • 部外者の立ち入りによる感電の防止
  • 発電設備の部品盗難、落書きなどの悪戯抑止
  • イノシシ、サルなどの獣害回避

参照:『事業計画策定ガイドライン


太陽光発電所にフェンスを設置しない時の罰則


改正FIT法では、フェンスの設置基準を満たしていない場合、以下のような罰則が設けられています。

  • 認定基準不適合と見なされ指導・助言の対象となる
  • 改善命令またはFIT認定の取消し

実際に、経済産業省の資源エネルギー庁によると、2019年の時点では8件の太陽光発電がFIT認定を取り消されました。

太陽光発電所にフェンスを設置する5つの基準

以下5つの設置要件が定められています。

フェンス


参照:事業計画策定ガイドライン


適切にフェンスが設置された発電所は以下の通りであり、第三者が容易に立ち入ることはできません。

太陽光発電

参照:資源エネルギー庁資料より

対して、フェンスが設置されているとしても、外部から発電設備に接触できる場合は、要件不適合で助言または認定取り消しの対象となり得えます。

フェンス

参照:資源エネルギー庁資料より

フェンスが必要ない2つの例外


基本的にはフェンスの設置が義務化されておりますが、免除されるケースもあります。

1.第三者が立ち入れない立地に発電所がある


外部の人間が物理的に立ち入れない立地に発電所がある場合、フェンスの設置が免除されます。具体例は以下の通りです。

  • 公道から相当程度離れている
  • 崖や水路に面している

参照:『事業計画策定ガイドライン

2.営農型太陽光発電所(ソーラーシェアリング)


農地に支柱を立て上部スペースに発電設備を構築し、農業と発電事業を行える営農型太陽光発電所(ソーラーシェアリング)においても、フェンスの設置が免除されます。

ソーラーシェアリング

参照:農林水産省

一方、立地によってはサルやイノシシの侵入リスクがあるため、たとえ免除要件に該当してもフェンスの設置が推奨されることがあります。

UIソーラーは各種類のフェンスを販売しています。ご興味の方はお気軽にお問い合わせください。




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