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初期費用0円で導入できるソーラーカーポート登場、第三者所有モデルを活用

初期費用0円で導入できるソーラーカーポート登場、第三者所有モデルを活用

2020-12-31

シン・エナジーとタカミヤと共同でソーラーカーポートを共同開発。太陽光発電設備は施工側(シン・エナジー)の所有とする「PPAモデル(第三者所有モデル)」で導入するため、ユーザー側は初期費用なしで設置できる。

2020年10月13日 16時00分 公開
[スマートジャパン]

 シン・エナジーは2020年9月、タカミヤと共同で、自家消費型ソーラーカーポート(駐車場屋根置き太陽光発電)を開発したと発表した。タカミヤのマザー工場である群馬工場に設置し、シン・エナジーが太陽電池モジュールを搭載した。

 ソーラーカーポートの構造は、タカミヤがこれまでに太陽光架台やさまざまな構造部材を設計・開発したノウハウを生かし、高強度かつ低コストな鉄骨造を採用。一般的なカーポートと異なり、屋根葺材(金属鋼板)の代わりに太陽電池モジュールをそのまま載せる構造で、公共施設、商業施設、工場から家庭まで幅広く発電設備の設置が可能としている。

 既に建物屋根にパネルを設置済みでも、また屋根の強度が不足していても設置できるのが特徴。太陽光発電設備は施工側(シン・エナジー)の所有とする「PPAモデル(第三者所有モデル)」で導入するため、ユーザー側は初期費用なしで設置できる。一定期間が経過した後は、希望により設備を無償で受け取ることも可能だ。

 今回、まずタカミヤの群馬工場に建設し、シン・エナジーが太陽電池モジュールを搭載した。太陽電池モジュールのサイズは駐車車両4台分(2台分×2連棟)で、JAソーラー製の30枚のモジュールを設置した。発電出力(モジュールベース)は345Wで、設備容量は10.35kW(駐車車両20台分:約50kW、40台分:約100kW、80台分:約200kW)である。

 なお、今回開発したソーラーカーポートは、事業所もしくは公共施設などの駐車場への設置向けで、一般家庭向け(小規模低圧案件)ではないとしている。

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