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都市型再エネの新たな形:タイムズ24が大阪に垂直設置型太陽光発電を導入、脱炭素社会に向けた先進事例に

都市型再エネの新たな形:タイムズ24が大阪に垂直設置型太陽光発電を導入、脱炭素社会に向けた先進事例に

2025-05-13

2025年5月9日、タイムズ24(東京都品川区)は、大阪市中央区南本町において、時間貸駐車場「タイムズ南本町第一駐車場」に垂直設置型太陽光発電システムを初導入し、運営を開始した。都市部の限られたスペースを有効活用しながら再生可能エネルギーを創出・活用するこの取り組みは、今後の日本国内における太陽光発電の新たな導入モデルとして注目されている。




タイムズ南本町第一駐車場に設置した垂直設置型太陽光発電
(出所:エア・ウォーター)



今回導入された「VERPA(ヴァルパ)」は、エア・ウォーター(大阪市)とドイツのNext2Sunが共同開発した垂直設置型の太陽光発電システムで、わずか30cmの幅があれば設置が可能。パネルは地表から2m以上の高さに設置され、駐車場利用の妨げにならず、土地の多目的活用が可能となっている。

使用されているのは両面発電型の太陽光パネルで、表面にはエンボス加工が施され、周辺への光の反射を抑制する設計。出力は6.3kW、年間発電量は4,000~4,500kWh、CO₂削減効果は年間約1.7~1.9トンと試算されている。

発電した電力は駐車場の精算機や監視カメラなどに自家消費され、非常時には自立コンセントから給電も可能となっており、災害対策としても機能するモデルケースとなっている。



6.3kWの太陽光パネルを設置し、自家消費する
(出所:タイムズ24)


■ 日本市場における「垂直設置型太陽光発電」の可能性

2050年カーボンニュートラル実現に向け、日本では再生可能エネルギーの導入拡大が国家戦略として進められている。しかし、特に都市部では土地不足や景観・反射光への懸念などから、従来型の太陽光パネルの導入が難しいケースも多い。

その中で、垂直設置型太陽光発電は「省スペース」「低反射」「多目的土地活用」という利点を兼ね備えた画期的なソリューションとして、今後ますますの普及が期待されている。特に、駐車場、道路沿いのフェンス、農地の畦道、公共施設の外周など、従来活用されていなかったスペースへの設置が可能であり、導入対象の裾野が広いのが特長だ。

また、パネルの両面で発電する設計は、東西南北を問わず柔軟な設置が可能で、時間帯ごとの太陽光の変化にも対応できるため、より安定した発電が期待できる。


■ UIソーラーとしての展望

このようなトレンドを受け、UIソーラーとしても垂直設置型を含む都市型・農業型など多様な設置環境に対応可能な太陽光架台の設計・提供に注力している。日本市場においては、土地制約や地域ごとの建築制限に対応しつつ、安全性・耐久性・施工性を追求した製品開発を進め、脱炭素社会の実現に貢献していく考えだ。






UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。

取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。


メイン製品:野立て地上架台営農型太陽光架台駐車場架台陸屋根架台折板屋根架台垂直架台フェンス防草シートなど














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