太陽光発電や設備工事などを手掛けるヤブシタエネシス(札幌市)は、架台構造と施工方法を見直して低コスト化した壁面設置型太陽光架台「S-LINE(エスライン)」を展開している。壁面設置のニーズが高まっており、問い合わせ件数が急増しているという。
S-LINEは、壁面に設置したベースフレームに太陽光パネルを差し込む形で固定するスライド式固定構造を採用することで、鋼材使用量の抑制と施工工程の簡素化を両立した。従来の壁面架台は鋼材を井桁状に組む構造が主流で使用鋼材が多く、さらに太陽光パネルを裏側からボルトで固定する必要があり手間と時間が掛かっていた。

住宅向けの設置では10枚5kW程度、大規模工場向けの設置では1000枚500kW程度を想定する。同社の試算によると、従来の井桁式にと比較して総コストは約33%削減、投資回収期間は最大5年短縮できる。従来は10年以上かかるのが一般的だった壁面太陽光において、10年を切る投資回収が現実的な選択肢になると説明している。

2023年9月に発売した。リリース当時はまだ壁面設置の認知が少なく、同社の現在までの壁面設置の施工実績は27件、うち5件でS-LINEを採用している。その一方、近年は壁面設置のニーズが高まっており、直近3カ月の問い合わせ件数が約50件と急増している。
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メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。
