——MOAI、滋賀県甲賀市で「半反射フィルム式・垂直型ソーラーシェアリング」を実証導入 再生可能エネルギーと農業の共存を実現する「営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)」の新たな形として、MOAI(本社:那覇市)は5月12日、滋賀県甲賀市の茶畑において、「半反射フィルム式・垂直型ソーラーファーム」の実証導入を開始したと発表した。 茶畑に導入した「半反射フィルム式・垂直型ソーラーファーム」 (出所:MOAI) この取り組みは、農事組合法人グリーンティ土山との協力により行われており、茶畑に適した光環境を保ちながら発電を行う垂直型太陽光の新技術として注目されている。導入された技術は、両面発電が可能な垂直設置型の太陽光パネルに、MOAIが独自に開発した半反射フィルムを組み合わせたものである。 茶葉にやさしく、発電量も最大化 半反射フィルムは、可視光のうち約20%を透過し、緑や黄色の光を約80%反射することで、茶畑のように日照バランスが重要な農地において理想的な光環境を構築。反射光を有効活用することで、発電量の向上にも貢献している。 実証エリアは農地全体で1300㎡、そのうち400㎡に720Wの太陽光パネルを8枚(合計出力5.76kW)設置。東西方向に垂直配置することで、茶畑におけるソーラーシェアリングとしての有効性を最大限に引き出す設計となっている。初期の計測では、従来方式と比べて約20%の発電量向上が確認されている。 さらに今後は、収穫量の変化や茶葉の品質、フィルムの種類による違いなどを比較検証し、茶畑での垂直型太陽光発電の最適な活用方法を模索していくという。実証期間は1年間を予定。 茶畑モデルから全国展開へ この技術はすでに事業化が決定しており、同社は今後、約2haの茶畑に対して本格的な導入を計画中。また、大和リースとの間で、全国的な垂直型太陽光を活用したソーラーシェアリング事業の共同展開に向けた協議も進んでいる。 将来的には、センサーや気象データの導入による環境モニタリング、AIとの連携による栽培支援にも取り組むことで、より高精度で効率的な「スマート農業」実現を目指していく方針だ。 持続可能な農業の新提案 今回の実証は、単なる発電設備の設置にとどまらず、茶畑に最適化された垂直型太陽光の利活用を通じて、日本の農業が抱える課題――高齢化・担い手不足・収入不安定――に対する解決策の一端となることが期待される。 「垂直型太陽光 ソーラーシェアリング 茶畑」という新しい農業モデルは、再生可能エネルギーと地域農業の両立を象徴する先進的な試みとして、今後全国的な注目を集めそうだ。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。...
続きを読む2025年5月9日、タイムズ24(東京都品川区)は、大阪市中央区南本町において、時間貸駐車場「タイムズ南本町第一駐車場」に垂直設置型太陽光発電システムを初導入し、運営を開始した。都市部の限られたスペースを有効活用しながら再生可能エネルギーを創出・活用するこの取り組みは、今後の日本国内における太陽光発電の新たな導入モデルとして注目されている。 タイムズ南本町第一駐車場に設置した垂直設置型太陽光発電 (出所:エア・ウォーター) 今回導入された「VERPA(ヴァルパ)」は、エア・ウォーター(大阪市)とドイツのNext2Sunが共同開発した垂直設置型の太陽光発電システムで、わずか30cmの幅があれば設置が可能。パネルは地表から2m以上の高さに設置され、駐車場利用の妨げにならず、土地の多目的活用が可能となっている。 使用されているのは両面発電型の太陽光パネルで、表面にはエンボス加工が施され、周辺への光の反射を抑制する設計。出力は6.3kW、年間発電量は4,000~4,500kWh、CO₂削減効果は年間約1.7~1.9トンと試算されている。 発電した電力は駐車場の精算機や監視カメラなどに自家消費され、非常時には自立コンセントから給電も可能となっており、災害対策としても機能するモデルケースとなっている。 6.3kWの太陽光パネルを設置し、自家消費する (出所:タイムズ24) ■ 日本市場における「垂直設置型太陽光発電」の可能性 2050年カーボンニュートラル実現に向け、日本では再生可能エネルギーの導入拡大が国家戦略として進められている。しかし、特に都市部では土地不足や景観・反射光への懸念などから、従来型の太陽光パネルの導入が難しいケースも多い。 その中で、垂直設置型太陽光発電は「省スペース」「低反射」「多目的土地活用」という利点を兼ね備えた画期的なソリューションとして、今後ますますの普及が期待されている。特に、駐車場、道路沿いのフェンス、農地の畦道、公共施設の外周など、従来活用されていなかったスペースへの設置が可能であり、導入対象の裾野が広いのが特長だ。 また、パネルの両面で発電する設計は、東西南北を問わず柔軟な設置が可能で、時間帯ごとの太陽光の変化にも対応できるため、より安定した発電が期待できる。 ■ UIソーラーとしての展望 このようなトレンドを受け、UIソーラーとしても垂直設置型を含む都市型・農業型など多様な設置環境に対応可能な太陽光架台の設計・提供に注力している。日本市場においては、土地制約や地域ごとの建築制限に対応しつつ、安全性・耐久性・施工性を追求した製品開発を進め、脱炭素社会の実現に貢献していく考えだ。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。...
続きを読む東京都中央区に本社を構える東急不動産株式会社と福岡市の自然電力株式会社は、営農型太陽光発電事業「ソーラーシェアリング」の共同開発・推進を目指して、2025年1月に新会社「リエネ自然ファーム」を設立しました。新会社は、農業と再生可能エネルギーの融合を促進し、持続可能な地域社会の実現を目指しています。 第1号案件として、同社は帯広畜産大学(北海道帯広市)の構内に営農型太陽光設備を設置するオンサイト型PPA(電力供給等契約)を締結。これにより、大学内で発電した電力が自家消費され、再生可能エネルギーの活用を加速します。このプロジェクトは、4月21日に発表されました。 帯広畜産大学に設置済みの営農型太陽光のパイロット設備 (出所:東急不動産、自然電力の共同リリース) 目指す10MWのソーラーシェアリング リエネ自然ファームは、設立から2年間で合計10MWのソーラーシェアリングの開発を目指し、地域で生産された再生可能エネルギー由来の電力を地域住民に供給する「地産地消モデル」の確立を目指しています。このモデルは、地域資源の有効活用を通じて、地域経済の活性化にも貢献することが期待されています。 国内最大規模の垂直設置型太陽光発電システム 帯広畜産大学で計画しているソーラーシェアリングプロジェクトは、出力708.48kWの規模で、垂直設置型太陽光発電システムを採用する予定です。このシステムは、従来の藤棚式営農型設備と比べて、農業収入と売電収益の両方を安定的に確保できる可能性があり、効率的な発電が期待されています。 特に、発電ピークを朝や夕方の需要の多い時間帯にシフトできるため、地域の電力需要に柔軟に対応でき、さらに積雪時の地面反射による発電量向上も見込まれています。また、帯広畜産大学内での発電した電力は、同大学内で自家消費され、大学のエネルギー効率向上にも貢献します。 垂直型太陽光設備の設置イメージ 2023年12月に自然電力が酪農学園大学敷地内に設置したもの(出所:東急不動産、自然電力の共同リリース) 十勝地域のポテンシャル 帯広畜産大学が実施するこのソーラーシェアリングプロジェクトは、国内最大規模の垂直設置型太陽光発電システムとして注目されています。十勝地域は、日照量が非常に多く、太陽光発電に適した気候条件を有しており、農地転用可能な土地も多く、ソーラーシェアリング導入のポテンシャルが非常に高い地域です。 加えて、帯広畜産大学と北海道自然電力は、2024年8月に北海道十勝地域のカーボンニュートラル実現に向けた連携協定を締結し、2025年2月には大学構内に15kWの垂直型太陽光パネルを設置して、共同研究を進めています。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。...
続きを読む2025年4月15日、学校法人・藤田学園と中部電力ミライズは、愛知県豊明市にある藤田医科大学および藤田医科大学病院の敷地内にソーラーカーポート(駐車場型太陽光発電設備)を設置し、同日より運転を開始したことを発表しました。 教職員駐車場に設置したソーラーカーポート (出所:中部電力ミライズ) 本設備は教職員用駐車場126台分に合計出力517kWの太陽光パネルを搭載。発電された電力は自家消費され、同時に非常用発電システムとも連携することで、災害時に病院機能を維持するためのバックアップ電源としても機能します。これは、日本国内の災害拠点病院としては初めての取り組みです。 今回の導入は、**日本政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル目標」や「地域強靭化計画」**の方針に沿ったものであり、地域医療機関のエネルギーレジリエンス向上と、再生可能エネルギーの地産地消を実現するモデルケースとして高く評価されています。 さらに、豊明市が所有する農業用ため池にも中部電力が水上太陽光発電設備(出力約2.312MW)を建設し、6月からはオンサイトPPAモデルでの電力供給も始まります。これにより、大学と病院の年間電力使用量の約12%(約520万kWh)を太陽光発電で賄い、年間で約2,187トンのCO2削減が見込まれています。 本プロジェクトは、以下のような社会的意義を持ちます: 再生可能エネルギーの普及促進:地方自治体と医療機関が連携し、脱炭素社会に貢献。 災害時の電力確保:病院機能の継続性を確保し、災害対策としての新たな価値を創出。 未利用空間の有効活用:駐車場やため池といった既存スペースを活用することで、土地効率の高い導入を実現。 地域社会への貢献:持続可能な街づくりの先進事例として、他地域への展開も期待されます。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。
続きを読む中部電力グループは、企業の遊休地を活用したオフサイト型PPA(電力購入契約)サービスの拡大を加速している。3月に発表されたニチアスや大垣共立銀行とのプロジェクトは、日本における太陽光発電の新たな潮流を象徴する事例として注目を集めている。これらは単なる電力供給にとどまらず、地域社会との共生や災害時の電力確保にもつながる「脱炭素の総合ソリューション」として評価されている。 中部電力のPPAプロジェクト概要 1.ニチアス(静岡県袋井市) 遊休地に出力1.5MWのメガソーラーを設置し、年間約200万kWhを供給。CO2排出量を9%(約842トン)削減。 非常用電源コンセントと30kWh蓄電池を併設し、災害時は地域住民へ電源開放を実施。 ニチアスの遊休地に設置したメガソーラー (出所:中部電力ミライズ) 2.大垣共立銀行(岐阜県養老町) 出力1.695MWの太陽光発電所を建設し、2026年3月運転開始予定。 本店ビルなど10拠点に電力を供給し、CO2排出量を年間約800トン削減。 大垣共立銀行の遊休地に設置するメガソーラーのイメージ図 (出所:中部電力ミライズ) 日本における太陽光発電の現状と課題 1. 遊休地活用の拡大とPPA市場の成長 日本の国土は狭く、大規模太陽光発電の適地が限られる中、企業の遊休地や施設内未利用地を活用するオフサイトPPAが急速に普及。矢野経済研究所の調査では、PPA市場は2030年度に700億円規模に達し、オフサイト型は大規模案件を中心にオンサイト型を上回る成長が見込まれる。中部電力は、ジェネックスグループの子会社化により太陽光開発を加速し、オフサイトPPAの電源拡充を図っている。 2. 地域共生型モデルの進化 ニチアスの事例では、蓄電池の設置や災害時の電力開放が特徴的だ。これは、単なるCO2削減にとどまらず、「エネルギーレジリエンス」と「地域貢献」を両立するモデルとして、企業の社会的責任(CSR)戦略に沿った展開となっている。また、中部電力は静岡銀行や名張市などと連携し、地域密着型のマイクログリッド構築にも注力しており、分散型エネルギーの推進が地域経済の活性化にもつながっている。 今後の展望 政府が掲げる「2030年度再エネ比率36~38%」達成に向け、企業の脱炭素化需要はさらに高まる。中部電力は、オフサイトPPAに加え、洋上風力や地熱発電にも投資を拡大し、多様な再エネ電源の組み合わせで供給安定性を確保する方針だ16。また、PPAサービスの高度化として、AIを活用した充電管理システム「OPCAT」の導入や、環境価値のトラッキング付非化石証書の活用も進められている。 専門家の見解 エネルギーアナリストの田中宏氏は、「オフサイトPPAは、企業が遊休地を資産化しつつ脱炭素目標を達成できる点でWin-Winのモデル。今後は地方自治体との連携や、農業との両立(ソーラーシェアリング)など、土地利用の多様化が鍵となる」と指摘する。 結び 中部電力グループの戦略は、単なる電力供給事業を超え、地域社会と連携した「脱炭素エコシステム」の構築を目指すものだ。遊休地活用による再エネ拡大は、日本の土地利用の最適化にもつながる可能性を秘めており、今後の展開が国内外から注目される。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。...
続きを読む山形市に本社を置く自動車販売会社「カーサービス山形」は、2月20日、積雪地域でも高い耐性を誇るソーラーカーポート「にこっとeカーポート」の販売を開始したと発表した。この製品は、駐車場に設置可能な太陽光発電設備で、自然環境に強く、耐風圧38m/s、耐積雪30Nm²・cm、対地震性能もKh=0.3、Z=1.0、I=1.0と高い耐久性を備えている。 にこっとeカーポート (出所:カーサービス山形) 製品の特徴 「にこっとeカーポート」は、中国DMEGC製の両面発電型太陽光パネルを採用し、15年の製品保証と30年の出力保証をセットにしている。パワーコンディショナー(PCS)はニチコン製またはパナソニック製、カーポート架台は日栄インテック(東京都荒川区)製を使用。施工は県内地元企業が担当し、工期は10日から3週間程度を目安としている。 駐車台数に応じて、1台用(出力3.9kW)、2台用(6.5kW)、3台用(9.1kW)、4台用(11.7kW)の4種類をラインアップ。複数のカーポートを連結して設置することも可能だ。2台用モデルの参考価格は約300万円で、年間約20万円の電気代削減が見込まれる。 駐車の様子 (出所:カーサービス山形) オプションと補助金制度 オプションとして、蓄電池やEV(電気自動車)向け充電器(V2H機能付き)を追加できる。モデルケースの参考価格は、蓄電池が約400万円、V2Hが約410万円、蓄電池+V2Hが約480万円。補助金制度を活用することで、導入費用の軽減が可能となっている。 今後の展開 カーサービス山形は、地域密着型企業として山形県内での普及を推進する方針。将来的には近隣県への展開も視野に入れており、年間50棟の販売を目標としている。 背景と市場動向 太陽光発電市場は、技術の進歩や政府の支援政策により、2032年には4,432.1TWh規模に達すると予想されており、特に住宅や商業施設での分散型エネルギー生産が拡大している。また、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、太陽光発電の多用途化を推進するプロジェクトを実施しており、未導入分野の開拓に力を入れている。 カーサービス山形の新製品は、こうした市場動向に合わせ、積雪地域でも活用可能な太陽光発電設備として注目を集めそうだ。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。...
続きを読む2025年1月30日、経済産業省は調達価格等算定委員会を開催し、2025年度以降の再生可能エネルギー発電に適用される固定価格買取制度(FIT)およびフィード・イン・プレミアム(FIP)の対象範囲と価格(FITは調達価格、FIPは基準価格)に関する委員長意見案を公表した。太陽光発電については、2025年度の価格は既に決定しており、今回は2026年度の適用内容が発表された。 太陽光FITとFIPの対象範囲拡大 2025年度まではFIPが適用される範囲は250kW以上だったが、2026年度からは50kW以上に拡大される。自家消費・余剰売電を目的とした屋根設置型太陽光発電については、2026年度から「初期投資支援スキーム」に移行し、投資回収を早期に実現するための調達価格・基準価格が設定された。10kW未満の住宅用太陽光発電の場合、最初の4年間は24円/kWh、5~10年目は8.3円/kWhとなる。10kW以上の事業用太陽光発電では、最初の5年間は19円/kWh、6~20年目は8.3円/kWhとされた。これらの価格設定は、自家消費の経済性を損なわないよう配慮された水準であり、新築建物にも適用される。ただし、導入控えが生じる可能性を考慮し、2025年度下半期からの適用となる。 太陽光発電の価格調整 2025年度の入札制(250kW以上)における供給価格上限額は、第24~27回入札で8.90円→8.83円→8.75円→8.68円と段階的に引き下げられた。また、地上設置型太陽光発電については、10kW以上50kW未満の価格が2025年度の10円/kWhから2026年度は9.9円/kWhに、50kW以上で入札対象外(2025年度は250kW未満)の価格が8.9円/kWhから8.6円/kWhに引き下げられた。 陸上風力発電の価格調整 50kW未満の陸上風力発電については、2026年度のFIT調達価格が12円/kWh(20年間)と決定し、2027年度は11.8円/kWh(25年間)と公表された。50kW以上の陸上風力発電は入札制でFIPのみ適用され、基準価格の上限額が2026年度の12円/kWhから11.8円/kWhに引き下げられた。 その他の再生可能エネルギーは変更なし 洋上風力、地熱、小水力、バイオマス発電については、調達価格および基準価格の変更はなかった。 今回の調整は、再生可能エネルギーの普及をさらに促進するとともに、市場の安定性と投資回収の合理性を確保することを目的としている。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。...
続きを読む経済産業省は2024年12月17日、「調達価格等算定委員会」を開催し、屋根設置などの需給近接型太陽光発電設備における「初期投資支援スキーム」の具体案を発表しました。このスキームは、設置初期の投資回収を促進し、普及を加速させることを目的としています。 初期投資支援スキームのイメージ (出所:経済産業省) 住宅用太陽光:支援期間の短縮と価格上乗せ 住宅用太陽光発電では、支援期間(FIT/FIP期間)を4年に短縮し、支援価格を24円/kWhとする「支援期間の短縮」スキームを提案しました。この仕組みにより、投資回収期間を短縮し、導入障壁の低減を目指します。 事業用太陽光:階段型の価格設定 事業用太陽光発電(屋根設置)では、「階段型の価格設定」スキームを導入。初期5年間は19円/kWhと高めに設定し、後期は価格を引き下げる方式で、事業継続性や適切な廃棄処理を確保します。 経済的影響と国民負担の調整 試算では、産業用電気料金19.56円/kWh、家庭用電気料金27.31円/kWhを想定し、初期投資期間の価格がこれを上回らないよう設計。また、国民負担が割引現在価値(割引率2%)の範囲内に収まるよう調整しました。 新築建物への対応は検討課題 新築建物への太陽光発電設置を支援対象に含めるかは引き続き議論されます。新築住宅では設置率が31.4%に留まり、2030年度目標(60%)に向けた対策が必要とされています。 このスキームは、今後の需給近接型太陽光発電の普及に向けた重要な一歩と位置付けられています。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。
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