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  • 東京五輪 環境配慮が未来への遺産に 水素やリサイクル技術 排出量実質ゼロ達成

    東京五輪 環境配慮が未来への遺産に 水素やリサイクル技術 排出量実質ゼロ達成

    Jul 28, 2021

    日本のメダルラッシュに沸く東京五輪は環境への配慮が未来へのレガシー(遺産)として残される大会だ。日本の得意分野ともいえる水素関連やリサイクル関連で、大会スポンサーのトヨタ自動車やアシックスなどが最新の技術を提供。東京大会に伴う二酸化炭素(CO2)排出量は実質ゼロとなる。世界中で脱炭素化への関心が高まる中、東京大会は環境問題への対応を重視した大規模イベント開催の新しい姿を描く。 東京五輪の環境分野における理念の象徴のひとつが、23日の開会式の最後に五輪史上初めて水素によってともされた聖火だ。 燃焼時にCO2を排出しない水素は酸素と反応させて発電する燃料電池にも利用できる。太陽光発電の電力を使って福島県浪江町で製造された水素などをENEOSが東京大会向けに供給し、東日本大震災からの復興と脱炭素社会の実現をアピールする。 今回の五輪ではエコカーも積極的に活用される。トヨタは公式車両3340台を提供。このうち9割は燃料電池車(FCV)や電気自動車(EV)などの電動車が占める。選手村では自動運転もできるEV「e―Palette(イーパレット)」17台を使った24時間の移動サービスも提供している。 循環型社会の到来を見据えたリサイクルの取り組みも活発だ。日本選手団の公式ウエアを担当したアシックスは着古したスポーツウエアから生み出した繊維を活用し、「リサイクル繊維の比率はジャケットで約50%、シューズの上部や中敷きの表部分では100%を占める」という。 ほかにもプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&Gジャパン)などは、約100台の表彰台を廃プラスチックで製作。選手に贈られるメダルの材料は、小型家電などの「都市鉱山」から集められた。 五輪と環境問題をめぐっては、スイスなどの国際研究チームが4月、1992年以降の夏季・冬季五輪16大会の持続可能性に関する評価を発表。近年の五輪ほど評価が低くなる傾向があると指摘した。しかし東京五輪への評価は2016年のリオデジャネイロ五輪より高く、12年のロンドン五輪と同水準で、会場の新規建設などが比較的少ないことなどが評価されている。 東京五輪・パラリンピック組織委員会は6月、東京大会開催に伴い発生する273万トンのCO2は東京都と埼玉県から無償提供される438万トンの排出枠で相殺されると発表。目標としてきたCO2排出実質ゼロが達成できる見込みだ。 トヨタの伊藤正章オリンピック・パラリンピック部長は「(自社などの取り組みが)環境負荷軽減に貢献し、CO2排出量もこれまでで最も低い数値になるだろう」と大会成功に自信を示す。(井田通人、宇野貴文)...

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  • エフピコ、2工場で「オンサイトPPA」、合計2.9MW

    エフピコ、2工場で「オンサイトPPA」、合計2.9MW

    Jul 21, 2021

    三井物産プラントシステム(東京都港区)は7月19日、食品トレー容器製造を手掛けるエフピコとオンサイト型PPA(電力購入契約)を締結したと発表した。茨城県八千代町にある関東八千代工場と関東エコペット工場の屋根上に太陽光発電設備を設置する。  関東エコペット工場に設置する太陽光パネルの出力は約1.4MW、年間発電量は149万kWhを見込む。CO2削減効果は年間で約660tの見込み。関東八千代工場に設置する太陽光パネルの出力は約1.5MW、年間発電量は164万kWh飲み込み。CO2削減効果は年間730tの見込み。 エフピコの関東エコペット工場、関東八千代工場、関東リサイクル工場 (出所:エフピコ)  三井物産プラントシステムは、発電した電力はエフピコに全量売電する。エフピコは、同敷地内にある関東リサイクル工場で使用する電力の全量相当の再生可能エネルギーを調達可能になる。2022年3月期に稼働する予定。  両社は今後、エフピコの他拠点(中部エリア・関西エリア)の太陽光発電についても、2023年3月期の導入を検討する。三井物産プラントシステムは、これまでに累計約307MWの太陽光発電所を全国で開発・運営管理しており、この実績を活用してオンサイト型PPAやオフサイト型PPAの開発を進めている。

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  • マツダ、広島本社工場へ1.1MWの太陽光発電導入 EVバッテリー充電等に

    マツダ、広島本社工場へ1.1MWの太陽光発電導入 EVバッテリー充電等に

    Jul 14, 2021

    太陽光発電設備(出所:マツダ) マツダ(広島県府中町)は7月13日、製造領域での工場やオフィスのグリーン化推進の一環として、広島本社工場で、同社初となる太陽光発電設備の稼働を開始した。発電能力は1.1MW。同工場で生産するすべての「MX-30 EV モデル」のバッテリー充電をまかなうと共に、工場全体で使用する電力としても供給される。 同社は「今後もグリーン電力の積極的な導入と利用促進を行い、2050年のカーボンニュートラル化に向け着実に挑戦を進め、豊かで美しい地球と永続的に共存できる未来を目指していく」とコメントした。 「MX-30 EV モデル」は同社初の量産電気自動車。バッテリーは、LCA評価によるCO2排出量を抑えることと、買い物や通勤など日常生活でのユーザーの実用的な使用環境に見合った走行距離を考慮し、総電力量35.5kWhとした。 また、同社が6月に発表した新たな技術・商品の開発方針では、2030年時点での生産における電動化比率は100%、EV比率は25%を想定していることを明らかにした。

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  • 三重県鈴鹿市1.4MW案件竣工

    三重県鈴鹿市1.4MW案件竣工

    Jul 07, 2021

    お客様のお陰で、三重県鈴鹿市にて1.4MWの1本足ソーラーシェアリング架台を無事施工完了しました。 1本足ソーラーシェアリング架台は下記の強みがございます。 ☞南北スパンが5000mmまで、東西スパンが自由に調整できる。 設備の自由度が高い、大型農機が使え、大規模農地での設置が高効率になります。 ☞傾斜地も対応可能 1本足の支柱にして架台設置の自由度を増すことで、農業機械の動線を確保し、大型農機の利用、果樹園や牧草地といった傾斜地への設置、ドローンや自動農機の利用が可能となります。 ご興味がございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

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  • 太陽光は2035年度・累計141GW、風力は27GW、富士経済が予測

    太陽光は2035年度・累計141GW、風力は27GW、富士経済が予測

    Jun 29, 2021

    富士経済(東京都中央区)は6月24日、2035年度の再生可能エネルギー発電システム市場は1兆7651億円になるとの予測を発表した。2020年度見込みの1兆7986億円から微減となり、太陽光発電が2020年度比6割弱まで市場規模が縮小する一方、風力発電が洋上風力の導入本格化により同4倍以上に拡大するという。 再生可能エネルギー発電システム市場 (出所:富士経済)  太陽光発電は、2014年度に導入ピークを迎え、以降は縮小が続いている。2020年度は、新型コロナウイルスの影響を受け、前年度比11.8%減の1兆7651億円の見込みで、再エネ全体の約75%を占める。2025年度までに固定価格買取制度(FIT)事業認定案件の導入がほぼなくなり年間導入量が減少するが、以降は非FITやフィード・イン・プレミアム(FIP)による導入が進み、市場の縮小は底を打つと見ている。 再生可能エネルギー発電システムの発電量 (出所:富士経済)  風力発電は、設備認定を受けた案件の稼働が本格化し、2020年度は前年度比1.2%増の1781億円の見込み。大型陸上風力は、環境アセスメント手続きが終了した案件は2022年度までの竣工が確実となり、事業認定取得済み案件が2025年度まで市場を牽引する。洋上風力は、着工が2022年度から2023年度にかけて本格的に立ち上がり、2025年度以降は洋上風力が市場を牽引していくと見られる。 太陽光・風力の累積導入量 (出所:富士経済)  再エネ発電の累計導入容量は、2020年度が8571万kW(85.71GW)の見込み。2035年度は、2020年度見込み比2.2倍の1億9199万kW(191.99GW)と予測する。太陽光は、リードタイムが短く費用対効果が高いことから導入量が急増し、2020年度が6570万kW(65.70GW)の見込み。2035年度は同2.1倍の1億4100万kW(141.00GW)と予測し、構成比は70%を超えると見られる。風力は、2020年度が469万kW(4.69GW)の見込み。開発に時間がかかるが大型風力や洋上風力の導入が本格化することで、2035年度は同5.8倍の2741万kW(27.41GW)と予測する。  再エネ発電量は、2020年度が1728億kWhの見込み。2030年度は3019億kWh、2035年度には3795億kWhとなり、国内総発電量約1兆kWhの約40%を占める。太陽光は、2020年度の806億kWhから2035年度には1730億kWhまで増加し、再エネ発電量全体の45~55%の構成比を維持する見込み。風力は、2020年度の109億kWhから2035年度には445億kWhまで拡大し、再エネ発電量全体の2割近くを占めるという。

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  • 太陽光第8回入札、平均落札価格は10.82円、最低価格は10円に

    太陽光第8回入札、平均落札価格は10.82円、最低価格は10円に

    Jun 23, 2021

    一般社団法人・低炭素投資促進機構は6月18日、太陽光発電(250kW以上の高圧・特別高圧連系案件)を対象にした、固定価格買取制度(FIT)による第8回入札(令和3年度第1回)の結果を公表した。  札を入れた容量は募集容量を上回り、最高落札価格は上限価格を下回るなど、入札回数を増やして1回の募集容量を減らした効果が表れた。  今回の入札は事前に上限価格を公表し、前回の11.50円/kWhから0.50円下げ、11.00円/kWhと設定していた。また、募集容量(入札量)は208MWとしていた。  落札されたのは135件・約208MWで、最低落札価格は10.00円/kWh、最高落札価格は10.98円/kWh、加重平均落札価格は10.82円/kWhだった。最低価格は前回の10.48円/kWhから0.48円、加重平均落札価格は前回の11.20円/kWhから0.38円下がった。  今回の入札での募集容量は208MWで、札を入れたのは185件・合計出力約248.83MWで、募集容量を上回った。その結果、落札されたのは、より低い価格を入れた札から208MWに達した135件となり、最高落札価格は、上限価格を下回る10.98円となった。その意味では、前回と違い最高落札価格が上限価格に張り付くことなく、本来の競争入札の効果が出た。  2021年度の入札は、対象を2020年度と同様、250kW以上としたが、入札回数を2回から4回に増やすとともに入札上限価格を事前に公表した。2020年度入札の上限価格は事前非公表で、上期(第6回)12円/kWh、下期(第7回)11.5円/kWhだったが、2021年度の1回目(第8回)は11円/kWh、2回目(第9回)は10.75円/kWh、3回目(第10回)は10.50円/kWh、4回目(第11回)は10.25円/と公表した。  加えて、募集容量を減らすことで、入札効果を高めることを狙った。2020年度は上期・下期各750MWで合計1500MWだったが、2021年度は1回の募集量を208MW、4回合計で832MWに減らした。  今回の入札で、参加資格の審査に提出された案件は231件・329.53MWだったが、参加資格を得たのは218件・310.93MWに留まった。そのうち実際に入札に参加したのは185件・248.83MWとさらに減った。入札参加に意欲を持っていたものの、連系協議の進展遅れなど何らかの理由により、入札を見送った件数が相当数に上ることが伺える。  今年度は、フィード・イン・プレミアム(FIP)開始を来年度に控え、250kW以上の太陽光がFITによる売電事業で認定が取得できる最後の年度になる。そのため駆け込み認定が予想される。今回、入札参加資格の審査に300MW以上が応募したことを見ると、新規開発が活発化していることが伺える。  今回の落札結果を、規模別に見ると、2MW以上の特別高圧案件は3件(49.99MW・10.76円/kWh、26.75MW・10.90円/kWh、4.0MW・10.40円/kWh)、1MW以上2MW未満のメガソーラーが54件、250kW以上1MW未満のミドルソーラーが78件だった。前回入札では特高案件が1件もなかったことを考えると大規模案件の開発にも復調の兆しが見える。...

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  • 大阪府・大阪市、太陽光パネルと蓄電池の共同購入プラン決定 最大30%オフ

    大阪府・大阪市、太陽光パネルと蓄電池の共同購入プラン決定 最大30%オフ

    Jun 15, 2021

    大阪府と大阪市は6月11日、太陽光パネルと蓄電池の共同購入事業「グループパワーチョイス」について、市場価格に比べ、太陽光パネルのみは約30%オフ、太陽光パネルと蓄電池のセットは約23%オフ、蓄電池のみは約22%オフとなる購入プランが決定したと発表した。 購入希望者の参加登録件数は5月31日時点で900件を超えているという。参加登録の受付期間は7月19日まで。なお、市場価格は支援事業者が実施した市場調査結果をもとに算定しており、太陽光パネルは18枚(出力4.68kW)設置の場合、蓄電池はハイブリッド型蓄電池(屋内外兼用容量7.04kWh)の場合。蓄電池のみのプランでは単機能蓄電池(屋内用容量6.5kWh、屋外用容量9.8kWh)も選べる。 価格例は以下の通り。                                (出所:大阪府) 同府・市が共同で設置する「おおさかスマートエネルギーセンター」では4月から、太陽光パネルと蓄電池のさらなる普及拡大を図るため、府と協定を締結した支援事業者が府内全域から購入希望者を募り、設置をサポートする「共同購入支援事業」を実施している。今回、支援事業者が入札により販売施工事業者を選定した。   同事業のポイントとして、下記4点を示している。 · みんなでまとめて購入するから「お得」になる。 · 登録・購入・施工まで、トータルサポートする。事前に製品や工事価格、保証内容を確認できる。 · 基準をクリアした販売施工事業者が施工する。 · コロナ禍における光熱費削減対策や災害時の停電対策になる。

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  • 「天竺山」の春登山活動

    「天竺山」の春登山活動

    Jun 09, 2021

    2021.04.16に今年初の登山活動を行いました。 場所は厦門市海滄区にある天竺山です。参加者は総勢16名。春のシーズンですので、見事に緑の木や草、きれいな花を見ることができました。 最後に当地有名なレストランで食事しました。本当においしかったです。 楽しい一日を過ごすことができました! これからは元気マンマンで働きますように!

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