東京ガスは12月18日、スレート屋根に薄型軽量の太陽光パネルを設置する新工法を開発したと発表した。この新しい手法では、接着剤を用いてパネルを固定することで、従来設置が難しかったスレート屋根にも太陽光発電設備を導入できるようになった。 スレート屋根への設置検証の様子 (出所:東京ガス) 従来、スレート屋根は軽量で耐震性が高い一方、耐荷重や施工安全性の問題から太陽光パネルの設置が困難とされていた。特に工場などの屋根がスレートであるため、太陽光設備の導入を諦めるケースが多かった。 新しい設置方法では、材料評価試験や耐風試験を実施し、接着工法によって従来の太陽光パネルの耐風圧基準を超える強度を確認した。使用するパネルは、樹脂フィルムで覆われた薄型軽量の結晶シリコン型太陽電池で、変換効率は20%以上、耐久性能は20年以上と、ガラス製パネルに匹敵する性能を持つ。 また、東京ガスは「ヒナタオソーラー」という法人向けのオンサイトPPAモデルを展開しており、初期費用やメンテナンス費用ゼロで、工場などの屋根に太陽光発電設備を導入するサービスを提供している。このサービスでは、出力10kW以上の低容量案件にも対応し、年間30〜40件の受注が見込まれており、そのうち約10件はスレート屋根への設置となる予定だ。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。
続きを読む経済産業省は12月2日、三重県津市における「白山三ヶ野太陽光発電事業(仮称)」の環境影響評価(環境アセスメント)準備書の審査を実施した。この事業は、運営を終了したゴルフ場跡地約120.5ヘクタールに、出力128MW、連系出力89.6MWのメガソーラーを設置する計画で、フィード・イン・プレミアム(FIP)制度を活用し、9.34円/kWhで入札に落札された。事業主体は、パシフィコ・エナジー(東京都港区)の特別目的会社(SPC)「パシフィコ・エナジー白山合同会社」となっている。 「パシフィコ・エナジー作東メガソーラー発電所」 (出所:パシフィコ・エナジー) このプロジェクトは、2023年12月に経済産業省から事業計画認定を受け、2024年7月には三菱HCキャピタルと東銀リースから開発資金の融資契約を締結した。パシフィコ・エナジーにとっては、FIPを活用したオフサイト型PPA(電力購入契約)スキームに向けた2件目のプロジェクトとなる。 審査において、三重県知事は、工事設計の詳細化に伴い、環境影響評価書の更新を求めた。また、環境保全措置は代償措置ではなく、環境影響の回避や低減を優先し、最新の環境知見を考慮することを求めた。地域住民からの不安の声に対しては、十分なコミュニケーションを図ることが強調された。 また、事業区域内には、希少な野生動植物が生息しており、特にトモエガモやヤマトサンショウウオなどが確認されている。このため、生態系の保全を重視した計画が求められ、太陽光パネルの設置場所はゴルフコース部分に限定し、森林伐採を最小化することが求められた。 環境大臣は、今後の事業計画において関係機関との調整を十分に行い、事後調査と環境監視を適切に実施し、必要に応じて追加の環境保全措置を講じることを求めた。 パシフィコ・エナジーは、これまでに国内最大のメガソーラー「パシフィコ・エナジー作東メガソーラー発電所」を含む15件の太陽光発電所を自社開発しており、今回の白山三ヶ野太陽光発電事業は、FIP制度を活用したオフサイト型PPAの2件目のプロジェクトとなる。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。...
続きを読むアイ・グリッド・ソリューションズ(東京都千代田区)は、11月から「R.E.A.L. ソーラーカーポート」の提供を開始しました。これは、駐車場に設置する太陽光発電設備で、同社が提供するオンサイト型PPA(電力購入契約)サービスの一部となります。 同社はこれまで流通小売施設や物流施設を中心に太陽光発電サービスを提供し、これまでに1000施設、約240MWの開発実績があります。しかし、多店舗展開企業では施設屋根の形状や建物構造が原因で、導入を断念するケースもありました。 R.E.A.L. Solar Carport導入イメージ (出所:アイ・グリッド・ソリューションズ) 新たに提供される「R.E.A.L. ソーラーカーポート」は、商業施設や工場などの駐車場スペースを活用し、200台分の駐車場に約500~600kWの発電能力を持つ設備を設置できます。設置条件は、駐車場規模が200台以上、垂直積雪量50cm以下、基準風速36m/sec以下などです。カーポートは、駐車しやすいY字型(片持ち型)デザインを採用しています。 PPAモデルを利用することで、導入企業は初期投資なしで導入でき、長期的に固定価格で電力を調達できるため、価格変動のリスクを回避できます。また、標準装備の予備電源や産業用蓄電池を併設することで、停電時にも一部の電力を自給でき、地域の防災・レジリエンス向上にも貢献します。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。
続きを読む九州旅客鉄道(JR九州)、UPDATER、GPSSホールディングスは、オフサイト型電力購入契約(PPA)を通じて、JR九州の18の施設に対し実質100%再生可能エネルギー由来の電力供給を実現することを発表しました。 サステイナブルエネルギー1天草太陽光発電所 (出所:JR九州、UPDATER、GPSSホールディングスの共同リリース) この契約に基づき、GPSSが熊本県と福岡県に開発した2つのメガソーラー発電所からの電力がUPDATERにより購入され、非化石証書と組み合わせて供給されます。これにより、長崎駅や新八代駅を含む18の施設が再生可能エネルギー100%を実現します。 サステイナブルエネルギー1田川川崎太陽光発電所 (出所:JR九州、UPDATER、GPSSホールディングスの共同リリース) このプロジェクトにより、年間約2041トンの二酸化炭素排出量削減が見込まれ、これは約788世帯分に相当します。18施設の年間発電量は約485万キロワット時に達し、総使用電力の約30%を占める予定です。 事業スキーム (出所:JR九州、UPDATER、GPSSホールディングスの共同リリース) 具体的には、熊本県の発電所は年発電量300万6811キロワット時、福岡県の発電所は184万5630キロワット時を見込んでいます。 この発電事業は東京のサステイナブルエネルギー1合同会社が担当しており、経済産業省の2023年度予算の補助事業に採択されています。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。
続きを読む日本ペイント・オートモーティブコーティングス(NPAC)は、中部電力ミライズの営農型太陽光発電を利用したオフサイト型PPAサービスを10月1日に開始しました。 NPAC専用のソーラーシェアリング (出所:中部電力ミライズ) 愛知県の新設ソーラーシェアリングから20年間、NPACの愛知高浜工場に約1.2MWの電力を供給し、年間150万kWhの発電が見込まれ、CO2排出量を年間約632t削減します。 事業スキーム (出所:中部電力ミライズ) 耕作放棄地を活用し、太陽光パネルの下でレモンを栽培予定で、2025年3月から苗植えを開始します。工場では、CO2フリー電力「Greenでんき」を利用し、今回の導入で電力の約70%がCO2フリーとなり、年間3040tのCO2削減が見込まれています。NPACは2030年までに37%のCO2削減を目指しています。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。
続きを読む日本の経済産業省は9月3日、節エネ政策に関する専門家会議を開催し、企業の非化石エネルギーへの転換を促進する新政策を発表しました。この政策では、事業所が建物の屋根上に設置できる太陽光設備の「設置余地」を報告することが求められ、再生可能エネルギーの利用を推進します。 屋根上太陽光「設置余地」報告のイメージ (出所:経産省) 現在の制度では、企業が自ら再生可能エネルギー設備の導入目標を設定していますが、新たな提案は企業に更なる導入を促すことを目的としています。2023年度の中長期計画では、30%以上の企業が太陽光発電の導入を計画しています。 新制度では、特定の企業に対し、屋根面積、設計時の耐荷重、すでに設置された太陽光の面積を報告することが求められ、軽量化された次世代太陽電池の導入も促進されます。この取り組みは、企業が環境への配慮を示す機会となり、持続可能な発展を推進することが期待されています。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。
続きを読むソーラーシェアリング(営農型太陽光発電所)に手掛けるスマートブルー(静岡市)は8月27日、営農型太陽光の新モデルとして、静岡県浜松市にモデル圃場「スマートブルー浜松農場」を開所したと発表した。水田の耕作放棄地を活用し、新規格の一本足架台を設置しマコモダケを栽培する。 スマートブルー浜松農場 (出所:スマートブルー) 一本足架台は、部材数が少なく独立性の高い構造が特徴。従来、主流だった藤棚式架台は、ボックスとつなぎ合わせた構造のため、連鎖倒壊の危険性が問題視されてきたが、一本足の架台では、こうしたリスクを抑えたほか、圃場における設置の自由度が高く、架台の支柱が営農の効率を低下させる問題も解消したという。 一本足架台 (出所:スマートブルー) 既に発電を開始しており、年間発電量は約11万7000kWhの見込み。発電した電力は、UPDATER(東京都世田谷区)が提供するクラウド型太陽光発電サービス「ピーパ」へ卸供給する。固定価格買取制度(FIT)、フィード・イン・プレミアム(FIP)は利用しない。 栽培するマコモダケは、イネ科の植物であるマコモの茎が肥大化したもの。中華料理では一般的な食材で、見た目や食感がタケノコに似てクセが少ないことからさまざまな料理に合うとしている。営農者は同社グループの農業法人であるスマートグリーン。 マコモダケ (出所:スマートブルー) これまで2年間にわたって試験的に栽培してきた。イネと同じく水田で栽培でき、ソーラーシェアリング下でも問題なく生育することを確認した。水稲と比較して数倍の反収が見込めることから、離農が進む水田の新たな作物として提案していく。 近年、水田の耕作放棄地が増加しており、米価下落による離農が大きな要因で、水田におけるビジネスモデルの転換が求められている。ソーラーシェアリングの活用により、営農者は農業収入に加えて発電事業者から耕作委託料も得られ、経営が安定化するとしている。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。
続きを読む宮城県登米市の「迫佐沼北方店」 (出所:エア・ウォーター) エア・ウォーター株式会社(大阪市)は、セブン-イレブン・ジャパン株式会社(東京都千代田区)と協力し、積雪地域向けの垂直設置型太陽光発電システム「VERPA(ヴァルパ)」の実証運用を開始しました。VERPAは両面発電型太陽光パネルを垂直に設置するシステムで、積雪、雹、花粉、落葉、鳥の糞などの被害を防ぐことができるとされています。また、反射光が地面に落ちるため、周辺住民からの苦情リスクも低減されます。 このシステムは、地上からパネル最下部までの高さが2メートル以上確保されており、立入禁止フェンスが不要で、人々が通行する生活圏とも共存が可能です。さらに、市街化調整区域にも設置可能で、高さ制限のある屋根構造を持たないため、ロードサイド店舗の駐車場にも適しています。 山形市の「蔵王みはらしの丘店」 (出所:エア・ウォーター) 実際にロードサイド店舗の駐車場に垂直設置型の太陽光発電システムを導入するのは世界初の試みであり、宮城県登米市の「セブン-イレブン迫佐沼北方店」と山形市の「セブン-イレブン蔵王みはらしの丘店」に設置されました。両店舗での年間発電量は20MWh以上、CO2削減効果は1店舗あたり約9.42トンと見込まれています。発電された電力は自家消費され、災害時には非常用電源としても活用される予定です。 この実証運用は2027年3月まで続く予定で、エア・ウォーターは2030年度までに年間1000億円規模の売上を目指しています。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。
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