南海電気鉄道は、和歌山県橋本市の遊休地に2件のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を開発する計画を発表しました。4月11日に和歌山県の条例に基づき事業計画の縦覧を開始しました。 (出所:南海電鉄) 「小峰台①太陽光発電所」は、4000枚の太陽光パネルを設置し、出力2.2MW、連系出力1666.5kWを予定しています。「小峰台②太陽光発電所」は、6200枚の太陽光パネルを設置し、出力3.41MW、連系出力1999.8kWとなります。両発電所の太陽光パネルは中国LONGiソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は中国ファーウェイ製を使用します。施工は岡山市のカジノンが担当し、工事期間は7月1日から10月31日までです。 年間発電量は両発電所合計で600万kWhを超える見込みです。この電力は南海電気鉄道の保有ビルに送電され、自家消費される計画です。発電は11月から開始し、発電期間は2043年11月まで続く予定です。 南海電気鉄道は、これまでにも太陽光発電に積極的に取り組んでいます。南海本線羽衣駅、泉大津駅、泉佐野駅のホーム上屋に太陽光発電システムを設置し、泉大津駅では1日の電力使用量の約3割を太陽光発電で賄っています。また、グループ会社の住之江興業が運営するボートレース住之江に設置した太陽光発電所の年間発電量は568MWh、大阪府泉南郡岬町の淡輪太陽光発電所の年間発電量は623MWhに達しています。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。
続きを読むJリーグクラブであるフットボールクラブ水戸ホーリーホック(水戸市)は、クラブ創立30周年に向けた新規事業「GXプロジェクト」を開始し、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)に取り組む。5月16日に発表した。 ソーラーシェアリングの完成予想図 (出所:水戸ホーリーホック) 水戸ホーリーホックは、2021年から地域貢献として農事業「GRASS ROOTS FARM」を実施している。今回、Jリーグ全体で推進する気候変動アクション「Jリーグ気候アクション」の一環として、GRASS ROOTS FARMのノウハウを活用し、地域課題と社会課題の両方を解決する取り組みとしてソーラーシェアリングを開始する。 ソーラーシェアリングの完成予想図 (出所:水戸ホーリーホック) ホームタウンである茨城県城里町にある耕作放棄地約2000m²に、藤棚式架台と垂直式架台の両方式の設置方式を導入したハイブリッド型ソーラーシェアリングを構築する。現在GRASS ROOTS FARMで活用している圃場とは異なる場所になる予定。発電した電力の一部は農業に必要な電力として自家消費し、残りは小売電気事業者を通じて地域に売電する。 営農では有機農法を採用する。1年目は大豆を栽培し、加工品としては大豆珈琲を作る計画。大豆珈琲は、大豆のたんぱく質やビタミンの成分に加え、女性ホルモンの分泌を促すとされるイソフラボンも多く含まれる。また、カフェインを含まないデカフェの飲み物としても注目されている。今後、ほかの農作物も検討する。 Jリーグクラブの発信力を活用し、気候変動アクションの意義と必要性をより広く周知するとともに、電気を作りながら有機農業を行い、新しい特産品を生み出すことで地域経済の活性化に貢献する。また、賛同する仲間を増やしながら、地域におけるプラットフォームとしての役割を生かして、地域住民の意識や生活の変革にも取り組む。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。
続きを読む石川県白山市の吉田酒造店が、太陽光発電を自家消費するための垂直設置型ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電所)を導入した。 4月26日に竣工式が行われたこのソーラーシェアリングは、吉田酒造店が所有・営農する田んぼに設置された。設備は約91kWの太陽光パネルと約80kWのパワーコンディショナーで構成され、年間発電量は約9万3721kWhと見込まれている。発電した電力は自営線を通じて工場で自家消費される。 (出所:日経BP) この取り組みは、UPDATERという再生可能エネルギーによる小売電気事業を手掛ける企業との間でオンサイト型PPA(電力購入契約)スキームを通じて実現された。また、環境省の補助金も活用され、再エネ電力の自家消費が進められている。 吉田酒造店は、この取り組みを通じてサスティナブルな酒造りを目指している。同社の社長である吉田泰之氏は、季節の変化に合わせた伝統的な酒造りから、再生可能エネルギーを活用することで、年間を通じて品質の高い製品を提供できるようになると述べている。 このプロジェクトには、マッキンエナジージャパンが設計・調達・施工を担当し、ドイツのNext2sun製の垂直型架台が採用された。吉田酒造店ではさらに、屋根上にも太陽光発電所を設置するなど、複数の再生可能エネルギーの取り組みを進めている。 最後に、関係者は地域や他の業界への展開を視野に入れており、今後、全国的に再生可能エネルギーの活用が広がることが期待される。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。
続きを読む大成建設とカネカは2019年に共同で、Green Multi Solarと呼ばれる外装システムを開発しました。このシステムは、太陽光電池を窓や外壁などの建築材料と一体化させています。 このシステムには2つのタイプがあります。一つはソリッドタイプで、太陽光電池の電極線が見えない構造で、外壁のデザインを強化しています。もう一つはシースルータイプで、窓ガラスの間に両面発電可能な薄い太陽光電池が挟まれており、高透明度と発電効率を実現しています。2022年には、ガラス手すりに統合されたシステムも開発する予定です。 (写真:スマートジャパン) Green Multi Solarの大規模な輸出促進のため、大成建設とカネカは合弁会社である新しい会社G.G.Energyを設立しました。将来、この会社は環境保護意識の高い企業や官公庁施設にこのシステムを推奨し、新築やリノベーションの建築物のエネルギー創造技術として活用する予定です。 UIソーラーは、10年以上に太陽光発電架台の業界に深く携わっており、開発・設計・製造・販売を一体化したハイテク企業です。 取引先は世界60カ国以上に及んでいます。2012年より日本市場に進出し、現在までに日本での実績は累計で約3GWに達しております。 メイン製品:野立て地上架台、営農型太陽光架台、駐車場架台、陸屋根架台、折板屋根架台、垂直架台、フェンス、防草シートなど。
続きを読む大成建設とカネカは、太陽電池モジュールで発電する外装発電システム「Green Multi Solar」の共同事業を目的とする「G.G.Energy」を設立し本格営業を開始した。 大成建設とカネカは2024年4月15日、太陽電池モジュールで発電する外装発電システム「Green Multi Solar」の共同事業を目的とする「G.G.Energy(ジージーエナジー)」を設立し、同年4月から本格営業を開始したと発表した。 大成建設とカネカは2019年にビルの外壁や窓を太陽電池モジュールと一体化させた新たな発電システム「T-Green Multi Solar」を共同開発したと発表。その後、関連製品の開発など事業化に向けてさまざまな取り組みを進めてきた。 今回、共同事業会社を設立することでGreen Multi Solarの販路拡大、普及、促進を一体となって進めていく狙いだ。今後は、新築およびリニューアル物件の創エネルギー技術として、環境意識の高い企業や官公庁施設などに対し、提案を進めていくとしている。 大成建設とカネカが共同開発したGreen Multi Solarは、大成建設の建材一体型太陽電池の設計施工ノウハウと、太陽電池モジュールの技術力と住宅分野で高性能な瓦一体型太陽電池の導入実績を持つカネカの強みを組み合わせることで実現したものだ。 脱炭素化が求められる中で太陽電池など再生可能エネルギーの活用に期待が集まるが、太陽光発電設備の設置にはスペースの問題があり、発電量を容易に増やすことができない。大成建設とカネカはそこに目を付け、建物の外壁や窓で発電するという発想でGreen Multi Solarを生み出した。 Green Multi Solarは一般的な外装材と同等の耐久性を持ち、太陽電池が外装材と一体化しているため施工性に優れ、発電を30年以上持続することができる特徴を持つ。両社では今後もさらに再生可能エネルギー商品の新たな開発を進めていくとしている。
続きを読む中国太陽光発電産業協会(CPIA)によると、中国の太陽光発電産業の規模は2023年も拡大を続けた。同産業の総生産額は1兆7500億人民元(1元は約20.7円)を超えた。 輸出の面では、シリコンウエハーが前年比93.6%増の70.3GW、セルは65.5%増の39.3GW、モジュールは37.9%増の211.7GWとなった。 出所:人民網日本語版 中国国家エネルギー局によると、中国のエネルギー関連投資は2023年も急速な成長を維持し、新エネルギー投資の実行は前年比34%以上の伸びを示した。 エネルギー部門の新たな発展は、経済に持続的な活力を注入し、その推進力を高めている。
続きを読む再生可能エネルギー事業などに投資を行っているマーキュリアホールディングスとマニエスグループ(東京都千代田区)は、台湾でのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の共同開発に関して業務提携した。2月21日に発表した。 第1号案件として、両社が共同で設立したプロジェクトカンパニーを通じて、台湾中部地方においてエビやハマグリなどの養殖池の上に太陽光パネルを設置する漁電共生型太陽光発電所の開発権を取得した。出力は100~150MW規模。出資額および出資比率は非公表。2027年度末の完工を目指す。 漁電共生型メガソーラーのイメージ 出所:台湾農業部海水養殖研究中心「文蛤池結合立柱型光電養殖新模式」(2019漁電共生試験成果発表会) 台湾は製造業が盛んで、一人あたりの電気使用量は日本の1.6倍超に達し、また火力発電への依存度が高い。台湾政府は、2050年カーボンニュートラル実現に向けて、太陽光発電の導入目標を2025年までに20GW、2030年までに30GW、2050年までに40GW~80GWと設定している。特に、漁電共生型を新たな太陽光発電の手法と捉え、2025年までに4GW導入を目指すことを政策に掲げている。 漁電共生型メガソーラーのイメージ 出所:台湾農業部海水養殖研究中心「文蛤池結合立柱型光電養殖新模式」(2019漁電共生試験成果発表会) その一方、台湾における2023年までの太陽光発電の導入実績は10.72GWと、2025年目標の約5割程度に留まる。今後、太陽光発電の導入をさらに加速させる必要があることから、引き続きメガソーラー開発事業に対する資金需要が見込まれる。両社は今後、台湾のメガソーラーで主流になると見込まれる漁電共生型を中心としたメガソーラー開発権を共同で取得していく計画。
続きを読むソーラーフロンティア(東京都千代田区)は1月29日、自動車部品メーカーのダイナックス(北海道千歳市)に合計出力2.2MWの自家消費型ソーラーカーポート(駐車場型太陽光発電設備)を提案し、同社の千歳工場および苫小牧工場に導入されたと発表した。 ダイナックス千歳工場 (出所:ソーラーフロンティア) 両工場とも、従業員用の駐車場を有効活用した。北海道千歳市にある千歳工場では、356台分の駐車場に太陽光パネルを2484枚設置した。太陽光パネルの出力は1006.02kW。年間発電量は102万8231kWhを見込み、全社使用電力の2.6%分となる。2023年12月29日に稼働した。 ダイナックス苫小牧工場 (出所:ソーラーフロンティア) 北海道苫小牧市にある苫小牧工場では、428台分の駐車場に太陽光パネルを2982枚設置した。パネル出力は1207.00kW。年間発電量は111万3228kWhを見込み、全社使用電力の2.9%分となる。1月22日に稼働した。 ダイナックスは、2050年カーボンニュートラルを目指し、2030年には2019年度比で温室効果ガス(GHG)排出量を46%削減することを目標に掲げる。今回の取り組みによる年間CO2排出削減量は、千歳工場が674t、苫小牧工場が730tの見込みで、全社CO2排出量の3.7%に相当する。 両社は、ダイナックス千歳本社に3台分のEV用充電スタンドおよび出力5.5kWのソーラーカーポートを設置し、2023年5月から充電および発電を開始している。今回の両工場のソーラーカーポートは2案件目の設置となる。 ダイナックスは2023年10月に自営線を使ったオフサイト型PPA(電力購入契約)モデルによるメガソーラー(大規模太陽光発電所)も稼働させている。苫小牧工場に対し、自然電力が近隣に新設・所有する太陽光パネルの出力3.85MW、連系出力2.75MWの太陽光発電所から自営線(6.6kⅤの高圧配電線)を通じて送電して売電している。
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